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まいぷれ編集部が行く!

和光市商工会青年部主催『経営者スキルアップセミナー』に行ってきました!

~和光市商工会青年部主催『経営者スキルアップセミナー』に行ってきましたよ~

2018年9月14日(金)、和光市民文化センターサンアゼリア会議室で行われた『経営者スキルアップセミナー(第2弾)』に行ってきました!

 

これは和光市商工会青年部が主催で経営者のスキルアップを目的として小規模企業基本法の活かし方など、地域で勝ち抜く企業・人材育成を目的としたセミナー。

まいぷれ編集部も地域の企業・サイトとして参考になる事はないか・・・しっかりと聞いてきました。

 

まいぷれ編集部くのっちが感じた事を書きたいと思います。

講師プロフィール:立石裕明(たていしひろあき)氏

一般社団法人 小規模企業経営支援協会 理事長

株式会社アテーナソリューション 代表取締役

中小企業支援ネットワークアドバイザー就任。

東日本大震災復興支援プロジェクト参画。
経済産業省震災復興支援アドバイザー就任
約150本/年 の商工会、商工会議所などの会員向け、指導員向け研修・講演を実施している。

 

 

今は間違いなく好景気!このチャンスを見逃さないで欲しい・・・

「間違いなく今は好景気・・・バブルと気づくのは終わってから・・・。」

立石氏からの言葉で、まず気になった言葉。

 

昭和のバブル期と言われた時期は、私は高校生でした。

当然、親からのお小遣いで生活していたのでバブルがどういう物だったか・・・それは華やかなディスコや流行っていた物は覚えていますが、実感としてはありません。

ただ田舎育ちだったからかもしれませんが・・・(笑)

だけどバブルは良い時代だったんだ、そんな風に頭の中ではインプットされています。

 

立石氏はこう語ります。

「バブルはバブル中だと大半の方がバブルと感じない。バブル絶頂期にバブルだと言った人は一人もいなかった。崩壊したあとに、あの時はバブルだったと言う。」

立石氏いわく、マスコミが誇張して表現した結果が「あの頃は良かった」になったのではないかという事でした。

田舎ではもっと当時をバブル期だと感じる事は少なかったと言います。

「なんか最近人が足りないな?なんか忙しいな?」これが好景気である証拠ですと立石氏。

その証拠に国の税収は58兆円。バブル絶頂期は60兆だったそうです。今は同じぐらいの税収らしいのです。

 

「今は間違いなく好景気。バブル期です!」立石氏の声が一際大きくなった事を記憶しています。

私もそれを聞いて、なんとなくそうかもしれないと感じました。

皆さん、今はバブルなんです!

だからこそ、「今このチャンスを逃さないで欲しい」と訴えた言葉に私も胸が熱くなりました。

 

なんとなく毎日を一所懸命に仕事をこなしてきましたが、今のチャンスをしっかりと意識して過ごさないと後悔するかもしれないと感じるようになりました。

どんな人がバブルのチャンスを逃さなかったか?!

立石氏は震災も経験し、全国の小規模事業者や中小企業などを見てきたそうです。

そんな立石氏から見て、どんな人・企業がチャンスをものにしてきたのか?

それは「必死になって工夫して一所懸命やった人」だそうです。

一見当たり前の事を言っているようですが、全国の商工会の小規模事業者の方々を見ていると意外と、このような意識で出来ていない方も多いようです。

 

立石氏は築地に行った時にイチゴを販売しているAというお店と同じイチゴの販売をしているのに行列が出来ているBというお店を目にしたそうです。

どうしてかな~と近寄ってみると、A店はイチゴを普通に500円で販売。B店はイチゴを串に刺して300円で販売していました。B店は「今そこですぐに食べて楽しむ工夫」をしていたからこそ、行列が出来るお店になっていたようです。

 

小さな工夫かもしれませんが、常にどうしたら売れるか?来てくれるお客さんにどのように楽しんでもらえるか?そんな工夫をしていたから行列が出来ていたんですね。

 

日々生活しているとルーティーンになっていくもの。でも一旦立ち止まって「本当に今のやり方でいいのか?」自問自答して工夫していく大切さを改めて感じました。

 

銀行は貸してくれる時に借りて、定期預金にあてる方がいい?!

今は好景気。そして工夫をしてチャンスを逃さないようにする事が必要だ。当たり前の事をしっかりと意識して実行していく大切さ。そんな事を感じた私ですが、お話の中でもう一つ気になった言葉は・・・。

 

「銀行は貸してくれる時に借りて、定期預金にあてる方がいい」そんな言葉でした。

 

現在は低金利の時代。こんなチャンスは滅多にないと立石氏。しかも銀行は事業が傾いてからだと貸してくれない。私も会社を立ち上げて実感している所です。

銀行が貸すと言ってくれた時は間違いなく借りた方がいいそうです。そしてA銀行が貸してくれたらB銀行の定期預金に入れておく事が大切だと力説されていました。

それは震災を経験した立石氏だからこそ重みのある言葉でした。

震災が起きた時に倒産した会社をたくさん見たそうです。そんな時にどんな企業が強かったか。それはキャッシュを持っていた会社。

「時代はいつ何が起こるかわからない。金利はかかるけど、何かあった時の保険料だと思ったら安い。」

「何かが起こった時に、余裕がある事が経営者の心の余裕を生む。金利はかかるが低金利の時代は、「何かが起こった時の命銭。」

立石氏が語る言葉を聞いて、しっかりと計画を経て備えておく事の大切さを改めて実感しました。

 

事業継承の大切さ

もう一つ気になった言葉が「事業継承の大切さ」。

2代目の方も多い商工会のメンバー。そんな方々に事業継承の大切さを力説。

2代目に継承するに辺り、資金ショートは勇気のいる事だったといいます。しかし2代目でしっかり継承して毎年、資金ショートだったあるお店が、いくら儲かっていていくら必要経費があるのかを把握。経費を見直した結果、黒字化に転じたそうです。驚いたのは売上は変わらなかった事。

自分のお店・会社を簡単でもいいから数値化する事で変わるという事例でした。

大手ほど求人に対する意識が高いの?!

地域の小規模事業者へのアドバイスとして立石氏が力説していた事が人材への対応。

まず就労規則はしっかりと用意しておく事。今はネットで色々と出回っている時代。そんな時代だからこそ「しっかりと就労規則を作りましょう。」というお話でした。

理由は、求人をした際に「就労規則がある会社」という安心感と、会社を守る為の2点。

求人をした際に、就労規則がない会社とある会社では、就労規則がある会社の方が安心感があり求人成功率が高いそうです。あとは何かあった時の為に備えておく事が会社を守る事に繋がるとの事でした。

 

そして求人募集に対しても大手企業は人事課もあり、工夫をした求人広告が多いとの言っていました。

確かに大手は専門の担当者がいて、色々と工夫して求人に対して時間も取れますよね。

しかし地域で地元のお店の方々と繋がっていると、その時間さえもない方がほとんどです。

まいぷれとしては、こういったお店・事業者が忙しくて手が回らない所をフォローして、求人もお手伝いしながら盛り上げていけたらと感じました!

様々な事において、地元の少人数で手が回らないお店・事業者の方々の力になれたらと思います。

振り返って感じた事

振り返ると立石氏のお話は理解している事でした。

しかしながら、その当たり前に理解している事を実行しているお店・企業はどれだけいるのか?!

そんな風に感じ、見直させてくれる機会をくれた経営者スキルアップセミナーであったと思います。

実際、まいぷれ事業は多岐に渡ります。仕事は増え続けていく毎日です。

改めて一旦立ち止まって、今必要な事は何か?お客さんが求めている事は何か?購読してくれている人は何を求めているのか?色々と考えさせられました。

大変貴重な時間になり、見直すキッカケになったと思います。

 

4市の商工会では様々な事を実施しています。

経営革新や補助金相談なども無料で行っています。

常にアンテナを張り、何かいい情報はないかと日々考え工夫していく事が地元でも成功する鍵なのかもしれないですね!

 

和光市商工会青年部の皆様、このような機会をいただき有難うございました。

これからもどのように地域に貢献できるのか・・・地に足を付けて、お店・施設や地域の皆さんに喜んでいただけるように頑張って参ります!

 

writing by まいぷれ編集部 くのっち