自動湯張りや追い焚きで白い汚れが出てきて、市販の洗浄剤を試したが解決しない…。
入浴剤を入れて追い焚きするのはダメなの？
白い汚れが出たときの解決法とそうならないための方法を教えてほしい！

自動湯張りや追い焚き時に白いカスが出てくるなどの異常を感じ、『とりあえず市販の洗浄剤で掃除してみたものの解決しない！どうしたらいいの？』と悩まれるケースが非常に多いです。

私は6年間、風呂釜洗浄（追い焚き配管洗浄）だけを専門に約1600件の洗浄をしてきました。
たくさんの難解な症例を目の当たりにし、試行錯誤を繰り返し様々な問題を解決してきました。

早急に解決しましょう！！

そこでこの記事では、現時点でお風呂のお湯に汚れや匂いがある方、無症状ではあるが入浴剤を使用されている方、入浴剤を使用しながら追い焚き配管（風呂釜）も綺麗に保っていきたい方に、『入浴剤使用での基本情報』をまとめて解説します。
この記事を読めば『綺麗なお湯で入浴し続けるために本当に必要なこと、情報』が全てわかります。


【入浴剤を入れて追い焚きしてもいいのか？】
自動湯張りや追い焚き機能が付いている風呂釜をお使いの方で、非常に多くの方が入浴剤を使用されているのが現実のようです。
ここでは洗浄業者からの目線でお伝えさせていただきます。
入浴剤は使用していただいても大丈夫なのですが、使用を続けて放置するの絶対にNGなので、確実に情報だけは頭の片隅の入れておいてください！

ちなみに
入浴剤製造メーカー→使用OK
給湯器製造メーカー→一部使用OKだが洗浄必須（NGとしているメーカーもあり）


【追い焚き配管と入浴剤の関係性】
追い焚きや保温は、浴槽内のぬるくなったお湯を追い焚き配管の戻り配管を通って給湯器内部に戻します。その後、戻したお湯を熱交換器内で熱くして往きの配管を通って浴槽に戻す機能です。
入浴剤の中に含まれている成分はいろんな種類が存在します。基本的に大丈夫と言われているものでも、確実に皮脂汚れと一緒に追い焚き配管や給湯器内部に溜まっていくので、汚れや各箇所の劣化に繋がっていくことは間違いありません。


【入浴剤の成分（要注意）】

◉炭酸カルシウム・酸化チタン
お湯に入れると濁るタイプの入浴剤に使用されている成分です。配管内部に溜まりやすく、金属の研磨作用があります。その研磨作用で配管に傷をつけたり、多く溜まってしまうと循環しずらくなって、様々なエラーの原因となります。

◉塩化ナトリウム・硫黄・塩
塩化ナトリウムや塩はバスソルトなどに含まれていてデトックス効果が期待できます。硫黄は温泉のもとなどに含まれていて本物の温泉を体感できます。ともに非常に人気があります。
ですが、これらの成分もやはり配管内部に溜まっていき、放置すると金属を確実に傷めてしまいます。今までほぼ無いのですが、最悪、配管に穴が開く原因にもなります。

◉食物系
代表的なものとして、牛乳・お茶・ゆず・みかんの皮などがあります。これらは素材そのものを浴槽に入れられてるかもしれません。
追い焚きや保温によって、追い焚き配管（風呂釜）内部にこれらの成分が蓄積されますので、雑菌やカビ菌は確実に繁殖してしまいます。すると、自動湯張り・追い焚き・保温をするたびに雑菌が浴槽に運ばれていることになります。もちろんこれらも金属系の配管の劣化にも繋がります。

結果としましては、入浴剤は使わない方が良いよ！！と言うと思われたかもしれませんが、私はそうは思いません。
入浴剤には、人の身体にとって非常に良い効果がたくさんあることも事実なんです！
ということは、何度も繰り返しになりますが、入浴剤と追い焚き配管（風呂釜）のことを知って、大事に至らないようにしっかりとメンテナンスをしてあげれば良いのです！！！


【ジャ◯のような市販の洗浄剤は汚れを除去できるの？】
ご自宅でお風呂に入ろうと思った時に、お風呂のお湯に汚れがたくさん浮いていたらどうしますか？
おそらく、ほとんどの方が、まずは、YouTubeで調べて、ジャ◯のような市販の洗浄剤を使用して追い焚き配管を掃除してみようと思われるのでは無いでしょうか。
めちゃくちゃわかります。
僕も風呂釜洗浄業者じゃなかったらそうすると思います。

もし、市販の洗浄剤で解決出来るのであればそれに越したことはございません！
ですが、弊社にご依頼いただくほとんどのお客様がこうおっしゃいます。

『ジャ◯や他の市販の洗浄剤を何度も試しました。汚れが取れたような実感は全く無く、終わった後も改善されませんでした。どうしたら良いのかわからず、ネットで探すと風呂釜洗浄業者が存在していることを知って依頼させてもらいました。』

私も何度も市販の洗浄剤を試してみましたが、汚れが出てくるのを肉眼で捉えたことは一度もございません。
市販の洗浄剤と風呂釜洗浄業者の洗浄比べをした記事がございますのでご興味ございましたら、是非ご一読くださいませ。
↓↓↓
https://thumb-always.com/archives/824

風呂釜洗浄専門業者からの意見になってしまうのですが市販の風呂釜洗浄剤では追い焚き配管の汚れは除去できません！！！
これが私の答えです。

それでも最初は市販の洗浄剤を試されると思いますので、もし市販の洗浄剤で解決できない場合は、是非とも一度ご連絡くださいませ！！

それでは次に、実際の風呂釜洗浄をご紹介させていただきます。


○○12年使用・エコキュートの風呂釜洗浄！○○

今回は、神奈川県・横浜市にお住まいのお客様から

『築12年の戸建ての家でエコキュートも使用12年が経ちました。数年前からちょこちょこ汚れが出始めていたのですが、ずっと入浴剤を使用することで汚れを見えなくして放置してしまいました。最近はお湯張りの時点で大量に汚れが出てくるし、お湯が臭くて入るのも嫌になってきました。気休め程度にジャバなどの市販の洗浄剤で掃除してはみましたが、改善される傾向は全く無かったので、今回、思い切って依頼させていただきました。』

とのことで、エコキュートの風呂釜洗浄依頼をいただきました。
（最近は専らエコキュート専門になりかけてます笑笑）

確かに、お湯張りの時点で、匂いや汚れが出ていました。
循環金具を外してみるとフィルターには白いカスが大量に付着していて、循環金具の裏は入浴剤汚れが劣化してしまって緑色になっています。このように入浴剤汚れや皮脂汚れが緑色になってくるとお湯に匂いが発生しやすいです。
循環金具の浴槽側の受けも、元々黒いものが真っ白になってしまっています。
循環金具の受けを洗うだけで、浴槽内に汚れの塊が大量に浮遊してしまいました…。
溜まっている汚れも、厚さが1mmくらいはあったので、かなりの汚れが追い焚き配管に溜まっていると予想されますね…。

写真にあるように、これが追い焚き配管内部に溜まりに溜まっていた入浴剤と皮脂の汚れです！！！
お湯も真っ白に濁ってしまい、かなりの匂いを発生させていました。
洗浄後のお湯が濁る場合は、それだけで汚れが多いという判断材料になります。

この後、配管全体を濯いで、最後にお湯を出してみましたが、白い汚れが出ることもなく、お湯の匂いも消え、お客様にも大変喜んでいただきました。
状態は非常に危険でしたが、今回は洗浄を繰り返すことできれいになりました。

エコキュートをお使いで、入浴剤を使用されている方は、やはり1〜2年に1回のペースで確実に汚れを除去した方が良いです！！！


【まとめ】
市販の洗浄剤（ジャ◯）で追い焚き配管の汚れは落ちません！
追い焚き配管（風呂釜）で入浴剤使用はダメではないが、風呂釜に関する正確な情報を入手してください！
エコキュートでの入浴剤使用は特に気をつけましょう。
現時点で汚れが出ている場合は、すぐに業者に洗浄依頼をしてください！
ガス給湯器は3年に1回、エコキュート（電気給湯器）は2年に1回は洗浄してください！
入浴剤をお風呂のお湯に入れることによって、人にとってメリットもたくさんあります。
ですので、個人的には、入浴剤使用での追い焚きや保温も大丈夫だと思っております。
ですが、デメリットは唯一、追い焚き配管に溜まってしまう！ということが挙げられますので、風呂釜のことを少し知ってもらい、定期的に溜まった汚れを除去していけば、きれいな状態で給湯器寿命も伸びると考えております。

特にエコキュートをご使用されている方は、お気をつけください。
最近の私は、エコキュート専門になるのでは？というくらいエコキュートの風呂釜洗浄依頼が多いので、現在不安に思われている方は是非とも一度ご連絡くださいませ！！！

全国からのご連絡、心よりお待ちしております！

風呂釜洗浄専門
Thumb Always(サムオールウェイズ)
代表　村田譲