手立てがなく、このまま死んでいくのを待つ感じでした…。
年齢的に、徐々に身体が弱っていくと思っていたのに
突然のことでしたのでショックでした。

点滴とはいっても、カロリーのない電解質の点滴を首の後ろに注射しに行くだけでした。
娘の旦那さん（ヒナミちゃんの飼い主は、娘ですが、
いまでは旦那さんが飼い主のようになっています）が、頑張って病院に通っていました。
しかし、このままでは、ただの延命だけで、死を待つだけとなりました。

そこで、当店では、漢方を扱っているので、何とか漢方薬を飲ませて助けたいと考えました。

腎臓に効果のある漢方薬３種類と血流を良くするもの、整腸剤を
１日２回砕いて頑張って飲ませました。
(娘と旦那さん2人がかりでシリンジであげていました)
最初は、ひなみちゃん嫌がったようですが
２、３日後にえさ（乾燥したワラ）を少しだけ食べ始め、薄い色の便が出始めました。
まだ水は飲んでいなかかったのですが、便は、軟便も時々出ていました。

その後、エサ（乾燥した草）を結構食べ始めました。便の色が黒くなってきました。
水も少し飲むようになりました。
当初、良くなったのはこの注射だと娘の旦那さんは思っていたようです。
ただ、年を越せるかどうかと言われていたようです。
旦那さんの願いは、年を越せれば良い、
せっかく、うさぎ年まで生きたのだから、
うさぎ年を終える前に死んで欲しくない…とのことでした。

年末年始、動物病院は1週間ほどお休みです。
漢方薬を１日２回、ちゃんと飲ませました。
年末には、エサ（乾燥した草）も水も飲み、便もおしっこも出て
見違えるように元気になってきました。
おやつのバナナも欲しがったので、あげたら食べました！！

次回、「腎不全の体験記　　その3」に続きます。